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馬場 あき子 選 |
選者紹介 馬場 あき子 (ばば あきこ)
昭和三年東京都生まれ。昭和五十三年 「 かりん 」 創刊。昭和六十一年 『 葡萄唐草 』 で第二十回迢空賞受賞。平成六 年 『 阿古父 』 で読売文学賞受賞。平成九年 『 飛種 』 で毎日芸術賞受賞。平成十九年 『 歌説話の世界 』 で紫式部文学賞受賞。平成二十四年 『 鶴かへらず 』 で第一回前川佐美雄賞受賞。 「 朝日歌壇 」 選者。日本芸術院会員。
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初句が恋人だったらもっと面白い。しかし彦で表わされたからには友達は男性。
いそいそとした調子があるので、お母さんも娘自慢なのだろう。山彦から届いた竹の子に愛のかがやきがみえる。古代神話の中の俊秀な二青年の名をかりて描いた娘さんへの母の思いもゆたかだ。
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